この記事はアフィリエイト広告を含みます。
Amazonオーディブルは、
数万冊の本を朗読で聴くことができるサービスです。
当ブログでは主に、
リスキリングや学習などに役立つ本の書評を紹介します。
「リスキリング大全」清水久美子著
「リスキリング大全」清水久美子著、
書評についてご紹介いたします。
本書は、急速に変化する社会において、
労働者が職業能力を再構築する重要性を説いています。
リスキリングとは、
既存のスキルを新たな技術や業務内容に適応させるための再学習を指し、
現在の雇用市場で求められる能力を身につけるための不可欠なプロセスです。
特にテクノロジーの進化による変革期において、
リスキリングの概念はその価値を一層高めています。
本書は、著者清水久美子の専門的な視点から、
リスキリングを推進する目的やターゲットを明確にし、
現代社会が直面している課題に対する解決策を提示しています。
また、リスキリングを成功に導くための具体的なステップや、
実際の事例を基にした理解の促進も図られており、
読者は明確な知識とスキルを得られると同時に、
著者の見解を通じて未来のリスキリングの可能性を探ることができます。
サブタイトルに、
「キャリアの選択肢が増えて
人生の可能性が広がる」
とあります。
さらに裏表紙には、
「学びは最大の投資ですが、
学んで損することはまずありません」
とあります。
8時間を超える作品ですが
私は3度聴いて、
紙の本を購入して膨大な量の付箋を貼って、
自分の資料として活用しています。
リスキリングとは何かを考えて、
そのために必要な自己変革や、
スキル習得に必要な理解の仕方を教わる本です。
リスキリングの定義
リスキリングとは、
既存のスキルに加えて新しいスキルを習得することを指します。
これにより、社員は業務の変化に柔軟に対応でき、
企業としても競争力を保つことが可能となります。
現代の仕事の情勢は急速に変化しており、
特にAIやデジタル技術の進化により、
専門知識や技術力の向上が求められます。
そのため、
サステナブルなキャリアを築くためには、
リスキリングが不可欠です。
リスキリングは、
「今の仕事」ではなく、
「新しい仕事」に就くことが前提で、
そのためのスキルをいかに早く習得するか、
それが目的です。
今と異なる環境で働くために、
どんなスキルが必要かを模索しながら学びます。
必ずしも資格取得が目標ではなく、
新しい仕事に就くためのスキルが目標となります。
リスキリングに失敗する理由
リスキリングに失敗する理由として一般的に挙げられるのが、
目標設定の不明確さや動機の欠如です。
多くの場合、
社員は自己のキャリアに対するビジョンを持たず、
なぜリスキリングが必要なのか理解していないことが見受けられます。
また、企業側でも適切な支援や環境を提供しない場合、
社員の学びが続かず失敗に繋がることがあります。
成功するためには、
これらの失敗パターンを理解し、
事前に対策を講じることが重要です。
本書には、
リスキリングに失敗する理由や、
乗り越える必勝法について、
多くの割合が置かれています。
「リスキリングに対するアレルギー」
が原因で乗り越えられない。
「どうせやっても無理」
と、あきらめてしまう。
現在の職場環境や待遇に甘んじて、
リスクを避ける考え方。
否定的な考え方や固定観念にとらわれず、
学ぶことで時間、お金、エネルギーを、
自分自身に投資して、
知識やスキルだけでなく、
豊かな人生というリターンを手に入れよう!
そんなメッセージが込められています。
失敗を防ぐための心構えと戦略
リスキリングの努めを成功させるためには、
事前の心構えが不可欠です。
まず「自分が何を学ぶべきか」明確にするため、
自己評価を行うことが重要です。
続いて、学ぶことによってもたらされるメリットを意識することが、
成果につながる心理的要因となります。
また、上司や人事の支援を受けることで、
より安心してリスキリングに取り組むことができます。
計画的な学びを心がけ、
その進捗を管理するためのツールを活用することも効果的です。
本の構成
構成は
- 理解・準備編
- スキルセット変革編
- マインドセット変革編
という流れになっています。
「どうやってスキルを身につけるか」
「そのために自分はどうあるべきか」
それが分かれていて、
どちらが欠けても成功しないという、
著者のメッセージを感じます。
注目したところ
「理解にはステップがある」
- 概念の理解
- 具体の理解
- 体系の理解
- 本質の理解
下に行くほど深く広い理解が得られて、
充分に仕事ができるためには、
体系の理解まで必要で、
リーダーになったり、
講師になって言語化して人に伝えるためには、
本質の理解まで進む必要があるという。
大変わかりやすく、
興味深い内容です。
学校の勉強と社会人のそれとは違いがあること。
だからほとんどの人は本質の理解まで進まない。
腑に落ちる話です。
詳しくはオーディブルで学んでください。
特に印象に残った章とその内容
本書で特に印象に残ったのは、
リスキリングの実践例が多数取り上げられている章です。
具体的事例を通じて、
どのようにリスキリングが組織内で機能するかが示されており、
理論と実践が結びついた内容になっています。
この章では、
さまざまな業界で成功したリスキリングプログラムが紹介されており、
読者は自身の職場でもどのように応用できるかを考えるきっかけになります。
成功事例は、ただの数字やデータにとどまらず、
具体的なプロセスが詳細に説明されているため、
実行への道筋が明確になっています。
本書が提供するユニークな視点とは
本書のユニークな視点は、
リスキリングの必要性を科学的に裏付けているところです。
著者は、多様なデータや調査結果をもとに、
リスキリングが持つ企業と個人双方にとっての、
メリットを詳細に分析しています。
数字と実績を組み合わせることで、
単なる主観的な意見に陥らない説得力のある論理が展開されています。
このアプローチにより、リスキリングの具体的な価値が理解でき、
企業の人事や上司もリスキリングの重要性を再確認することができるでしょう。
Amazonオーディブルは無料体験から
Amazonオーディブルは無料体験ができます。
無料体験でも会員と同じで、
数万の朗読を聞き放題で利用できます。
無料体験中にキャンセルすることも簡単です。
この1冊だけでもぜひ聞いてみてください。
無料体験終了後は月額1500円。
本1冊の値段で時間の許す限り聴き放題なのは、
かなりお得です。
ぜひ、試してみてください。